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  無弦弓 音楽

  無弦弓

                       吾生まれて世にはぐれたる迷ひ子の・・ゆるり、ふらり、と独り言 戯言 〜〜日本の古典文学と詩歌を読みすすめています

キーワード:源博雅の笛譜 仁明天皇  安倍晴明関連記事はもくじ参照
仁明天皇の雅楽

夢枕獏の陰陽師シリーズに晴明の「相棒」よろしく登場いたしますのが、源博雅みなもとのひろまさ。なんと、その博雅のCDがあるんですよ、というお話。

「夢枕獏のこのシリーズちょっと設定が甘いのではないの?」とか「有り得ないよね」とかぶつぶつつぶやきながらも結構楽しみに読んでいる私でありました。なに?陰陽師ネタなら京極堂シリーズの方がダントツ面白いではないか?〜そうですよね、小松和彦も良いですよ・・などと話しがよそ道にそれてしまいますが。
以前よりの古典好きのうえに、陰陽師に懲りだして、文献を読みすすめて行くうちに、随分と古典を読む楽しみが広がって・・といいましょうか、いよいよ深みにはまり込んでおります。


その源博雅

このブログを読んでくださっている貴方様であればご存知ではないだろうか?と思いつつ、この文章を書いております。(夢枕獏の作品上の人物とはやや違うかもしれませんが、史実上実在の人です)
博雅の笛を聴いた泥棒が改心して盗んだものを返しにきたとか云々かんぬん・・・
様々な逸話がこちらもございます。これも、いずれご紹介して行こうと思っております。

その博雅の笛 雅楽のCDを購入してしまったのでご紹介。

解説に曰く・・・
友人に凄まじいクラシック狂がひとりいる。
クラシックCDは山ほどあるのに、まだ欲しいらしい。
なんて物欲に埋もれたヤツだ・・・と呆れかえりながら常々見ていた。
部屋に入って御覧なさい、誰だって唖然とするでしょう。
「ココまで病気じみたらちょっと可哀想」なんて思っていた、今日の先ほどまでは・・・・

これは、そんな友人を心から尊敬してしまったお話しです。

robertlevinmozartsonatas.jpg

ある日突然モーツァルトのピアノが聞きたくなったのです。
でも、クラシックなんて何をどうとっかかったら良いのか解らない私は、なんとなく近くのCDショップでなんとなく手にしたアルバムを聞いていたのです。
でも、ふと、思い立ち、友人へ電話をしてみました。

私「あのね、モーツアルトのピアノが聞きたいのだけれど、何を買ったら良いのかな・・?」
友「・・・ピアノと云っても・・どんなものが聞きたいのかな?」
私「ええっとですね、ぽろぽろぽろと軽いカンジで流れるような・・」
友「・・・・」
私「ホロビッツとかを買えば良いのかな?」〜〜ちょっと知ったかぶりをしたかったのです。
友「・・・(笑)・・」〜〜〜〜受話器の向こうの押し殺した笑いが聞こえたぞっ!
・・・・しばしの沈黙・・・・
私「急に言われても困るよね、適当なのが思いあたったら、また、教えてね」
友「うん、じゃ・・」

といって貸して呉れたのがこのCD

正直なところ、あまりの音色の美しさに驚きました。
お好きな方々には有名なものらしいですが、一応ご説明など(素人がオコガマシイのですが)

使用楽器が普通のピアノとひと味違う音色なんです。
説明文によると・・・
「この録音で演奏されている楽器は、フィリップ・ベルト工房でトーマス・マッコブによって製作されたもので〜中略〜ヨハン・アンドレアス・シュタインのフォルテピアノの複製である。この楽器はロブ・ルーミスによって音色的、機構的に改良され、18世紀における音程をよい具合に調整する調律法である(今日用いられている平均律とは異なる)トマス・ヤング#2、A=430ヘルツに調律されている。モーツァルトはシュタインの楽器に親しんでおり、1777年には父親宛の書簡で彼の楽器を賞賛していた。」

う〜む、「今日用いられている平均律とは異なる」
ムズカシイ事は詳しく解らないが、音色が普通と違うことぐらいなら素人の私にも一聴してわかる!


夢見るように妙なるしらべであります。

寝不足の朝でも、笑顔で仕事に向かえる心のゆとりを生む音色
就寝前に本を読みながらさりげなく流れていても邪魔にならない(これは有りそうで無い)

日本の古典中心の拙ブログなのですが、友人に敬意を表して、私にとっては最強のモーツァルトアルバムのご紹介でした。

DVDもついています。「モーツァルトって何?」面白い解釈でした。楽器の説明も興味深い。
英語のみ字幕なしならyoutubeに落ちていました。ROBERT・LEVINで検索すると出ます。

追伸:私の本好きも、分野は違うとは云え、彼ほどのマニアックな境地にまで達することができるだろうか・・いやいや、到底無理だな(まあ、あそこまでの人間はそうそう居ない)、だって私はまだ常人の域を脱していないもの。などと自己憐憫に浸りながら(?)自室に少しずつ増えてゆく本を見つめるのでありました。