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お盆の頃、十五夜の夜に萩原新之丞(はぎわらしんのじょう)は牡丹灯籠を女童にもたせながら道を行く美しい女に会います。
夜毎に訪れて明けては帰ってゆく、契りは固く萩原は夢中になるのですが、ある日、隣に住む翁が恐ろしいものを見たのです。
翁が壁の隙間からみると・・・白骨が萩原とさしむかいで座っている。萩原が話しかけると、しゃれこうべ(髑髏)がうなづいて、口らしきところから声が響いてくるではないですか・・以下原文は「怪談名作集 伽婢子 牡丹灯籠」より

お盆の頃、十五夜の夜に萩原新之丞(はぎわらしんのじょう)は牡丹灯籠を女童にもたせながら道を行く美しい女に会います。
夜毎に訪れて明けては帰ってゆく、契りは固く萩原は夢中になるのですが、ある日、隣に住む翁が恐ろしいものを見たのです。
翁が壁の隙間からみると・・・白骨が萩原とさしむかいで座っている。萩原が話しかけると、しゃれこうべ(髑髏)がうなづいて、口らしきところから声が響いてくるではないですか・・以下原文は「怪談名作集 伽婢子 牡丹灯籠」より

隣の家によく物に心得たる翁のすみたるが、萩原が家にけしからず(不思議なことに)わかき女の聲して、夜ごとに哥うたひ、笑ひ遊ぶ事のあやしさよと思ひ、壁の隙間より覗きて見れば、一具(いちぐ)の白骨と萩原と灯(ともしび)のもとに差向ひて座したり。萩原物云へば、かの白骨手あしき動き髑髏(しやれかうべ)うなづきて、口とおぼしき所より聲響き出て物語りす。
翁大(おほき)におどろきて、夜の明るを待ちかねて萩原を呼よせ、此程夜毎に客人ありと聞ゆ。誰人ぞといふに、更に隠して語らず。
(髑髏なのですが、なんだかとぼけて可愛らしく見えますね)