キーワード: 諸国百物語 伽婢子 「百物語の事」 一般もくじ
『諸国百物語』は、「日本小説年表」仮名草子の出版年代未詳部に「諸国百物語 五」と記されているもので、百物語を名告る怪異小説の第一作である。以降に続出する百物語系怪異小説の先蹤的役割を果たしている。 〜近世怪異小説研究 より
そんなわけで、気になる「諸国百物語の序」を、ご紹介いたします。
諸国百物語 序
そも╱╲此百物語の出所を尋ぬるに、信州諏訪(しんすうすは)と云所に武田信行といへる浪人有。ある夜雨中のつれ╱╲″に伴なふ旅の若侍(わかさぶらい)三四人の咄をするついで、信行いへるやうは、昔より百物語と云うことをすれば、かならずその座に不思議なことありといへり。